『時間、未来、仕事』

 

『時間資本主義』の高まり

 

時間は大きく2つの価値に分けられます。

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■節約時間価値

=その物やサービスを使うことによって時間が短縮でき、有意義な時間が生み出される

■創造時間価値

=その物やサービスを利用することによって、有意義な時間が生み出される

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「時間価値」という言葉は、文字通り「時間」の「価値」です。
(価値の高まりは、制約や希少性から生まれます。)

歴史を振り返ると、人類は制約条件からの解放との戦いであったが、
どうしても克服できない制約条件が残っており、それが「時間」であるということ。


時間制約の高まりの背景にある要因は、
具体的には、下記3つ
(1)国民全体で見た平均年齢の上昇:高齢化
(2)都市部への人口流入による労働生産性の上昇
(3)情報通信機器の発達による微小時間の有効化:スマホ、SNSの発達で


現状物流に携わっていて興味深いのが、
成長している企業は、『節約時間価値』 か 『創造時間価値』の最大化に振り切ってきているということ。
(AmazonとZOZOTOWNは、シンプルに凄いと思う。)


■物流から考える未来
「同時性解消」(他者と時間と空間を共有しなくてはならないという原初的な制約条件(同時性)が取り払われていくこと)
というキーワードを軸に、これからの物流、消費が発展していくということ。

現状の仕組みでは、
配達員と受取人が、同じ時間や空間を共有して対面することを強いられている。
この「同時性」の持つ“非効率”をどのように解消し、提供できるサービスを創っていくか。
そのことを念頭においたイノベーションが、今後のECの物流を大きく変容させるチャンスがあるということ。


■エンタメ×Educationから考える未来

(教育という言葉が好きでないので、Educationを使ってます。)
ここはMOA大学を通して、現在仮説を立て、実行中です。
自分自身は、非常にEducationという領域に興味があるので、
『節約時間価値』と『創造時間価値』の側面から、
これからどういう『Education』が必要かを再定義したいと思っております。
何か意見をお持ちの方、是非話し合い、サービス化したいです!


■時間と仕事と人生
時間の捉え方、そこに人の生き方や考え方がもろに出て面白いなあと思います。

そんな中で素敵な考え方だなと感じたのが、
ライフネット生命 創業者の出口さんになります。

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一年間の時間は、約8,760時間である。(365日の場合、365日×24時間)
そんな中で、長時間労働と言われている日本人の働く時間は、
1990年からほぼ変わっておらず約2,000時間です。

つまり、仕事の時間は人生において約4分の1になります。
なので、仕事は命ではなく、仕事以外の時間を大切にした方が、人生は有意義になるということ。
(感性だけでなく、論理的にも納得しました。)
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スティーブ・ジョブズも最後に言っていたけど、
健康・家族・友情が非常に重要なので、大切にするように。 という言葉。


そして僕は思ったことは逆説的ですが、
時間が限られているからこそ、仕事でも、とことん価値を生みたいということ。

・自分にとっての仕事とは?
・時間が限られているからこそ、周りの目を気にせずに、リスクを厭わずに、
 自分が数字、ロジック、ファクト、感性でこうだと思ったことで価値を生んでいく

ということを改めて感じました。

仕事もそれ以外の人生も同じライフという観点で見れば、

分けることはできないですが、上記の考えは素敵だなと思います。

 

一度の人生なのだから、

本当に貴重な時間、最も価値を埋めるところに集中し、
大切な人、モノの更に大切なモノ、人まで大切にしたい。
そう感じた今でした。